[モデルと実車]
この客車群は、戦前のDRG(Deutsche Reichsbahn Gesellschaft)時代に製造された車輌でGruppe39といわれるシリーズから成り立っています。モデルは、Ep.IIIb時代(1956-1966)のDB (Deutsche Bundesbahn)所有の1等車、1/2等合造車、2等車とDSG(Deutsche Service Gesellschaft der Bahn mbH)社所有の食堂車の4種からなり、いずれもSchuerzenwagenと呼ばれる空気抵抗を減らすためのスカートを取り付けた独特なフォルムが特徴となっています。
実車では、Schuerzenwagenとして1938年から製造され、戦後の1951年から一部の車輌がF-Zug向けに車内のリニューアルと外観塗装色の変更(FlaschengruenからStahlblau)が行われ、更に1956年の3等級制から2等級制に変更の際、形式は2度変更されました。(例:ABC4ue-39は1951年にABC4ue-39/51へ、1956年には更にAB4uee-39/51へと変更)
モデルは、食堂車が含まれた4輛と増結用2輛の2セット(画像参照)があり、モデルのディテールが異なる以外は
"Loreley-Express"セットとほぼ同じ構成となっています。この"Rheingold"セットは、MHI製品ではありませんが、1回限りの限定生産となっています。
各モデルの詳細は以下のとおり。
| 製品番号 |
形式 |
車体標記 |
REV標記 |
備考 |
| 43237a |
A4uee-38/52 |
11 645 Ffm |
8.1.57 |
1等個室客車 |
| 43237b |
AB4uee-39/52 |
14 501 Kar |
12.2.57 |
1/2等合造個室客車 |
| 43237c |
B4uee-38/52 |
17 481 Kar |
30.3.57 |
2等個室客車 |
| 43237d |
WR4uee-39 |
DSG 1180 (P) |
18.12.55 |
食堂車 |
| 43238a |
AB4uee-39/52 |
14 541 Kar |
12.2.57 |
1/2等合造個室客車 |
| 43238b |
B4uee-38/52 |
17 490 Kar |
30.3.57 |
2等個室客車 |
以上3種5両の個室座席車のモデルは、車体色がStahlblau (RAL6011)、屋根は銀色。窓上、窓下、裾上に白帯が3本入っています。車体中央には国内路線向けのマーク"DB"文字が銀色で印刷されています。
台車は、全て"Bauart Goerlitz"です。全てのモデルの車体番号は異なる番号で印刷され、更に"Loreley-Express"のモデルとも別番号になっています。いずれの車輌も実車とモデルの整合性の確認は残念ながら出来ていません。
DSG食堂車モデルの車体色はRubinrot (RAL3003)、屋根は銀色、窓下と裾上に黄色帯が2本入っています。車体中央にDSG文字とその左右にMITROPA AG時代からのマークが黄色で印刷されています。出入口ステップにも銀色が差してあります。
台車は、"Bauart Goerlitz"の長尺タイプです。
REV標記を見ると1957年3月31日以降の運用に使用された列車のモチーフであることがわかります。1956年夏ダイヤ当時の"Rheingold"は、
F9/10としてHoeck van Holland - Koeln - Mannheim - Basel SBB、F21/22として分割併合という形でDortmund - Muenchenでも運行されていました。モデルは、先に示した編成表より1年遅い時期に設定されていますが、"Rheingold"は1等車、食堂車、荷物車から組成されているため、このモデルのセットのタイトルである"Rheingold"の内容と実車編成は一致していないことが想像出来ます。
牽引機関車は、ドイツ国内がBR01.10、BR03.10、V200.0、オランダ国内では1100形、
1200形などが運用されており、生産完了品も含めて全てメルクリンより製品化されています。
(より詳しく実車についてお知りになりたい方は
Railways in Germanyサイトの「
"Rheingold" 1951-1962」のページをどうぞ。)