[はじめに]
2004年新製品として久しぶりにfxデジタルデコーダー付きタルキス色のBR111形が
37316として再びカタログモデルとなり、同時期にリリースされたBR120形と共に、多くのユーザーに歓迎されつつ登場しました。また、このモデルは今迄の6090Xデコーダー搭載ではなく、
ESU社製LokPilotのメルクリン仕様を搭載して登場しました。しかしこのデコーダーは、小型で安価であるという長所もある一方でアドレス変更や各種設定をCentral Unit(6021)やMobile Station(60652)を使って設定しなければならないことや、機関車に電気が途切れた時などにギクシャクするLokPilot特有の問題が浮上し、長短両面で話題になりました。
その後、このモデルのデコーダーがメルクリンの新しいmfxデコーダーに変換される迄のつなぎのデコーダーであるということが判明し、この37316も2005年には同番号でmfxデコーダー化されました。
このモデルは、私にとって初めてのmfxデコーダー付き機関車で、アナログや各種デジタル仕様の111形のユーザーとして新旧モデルを比較しながら、この新しい111形についてレポートいたします。
[モデルと実車]
このモデルの実車は、Ep.IV時代(1966-1985)のDB(Deutsche Bundesbahn)の電気機関車です。当時ドイツの主力機関車であった110.1形の後継機として開発され、特に人間工学の要素を取り入れた運転台などが特徴です。汎用の旅客用機関車として、ミュンヘンを中心とした南ドイツ地方やルール地方の近距離用Sバーン用などに配置され、IC/EC牽引機として当時の花形機関車の103.1形を補完する機関車でもありました。
その後は、DBのCI変更に合わせ塗装変更が行われ、一部は広告塗装機として塗り替え(正式には貼リ変え?)られました。現在でも2階建て近郊客車などの牽引で南ドイツを中心に各地で現役で活躍しています。
このモデルは、111-197-0で後期タイプに属します。製造は車体/機械部分がKRUPP社、電装がAEG社です。主な特徴はパンタグラフがワンアームタイプであり、角形バッファを装着しています。
実車についての更なる詳細はRiGサイトのBR111形ページを御覧ください。
[仕様]
BR111形(Ep.IV)のモデル。ボディは、樹脂製で車体色は一般にタルキスカラーと呼ばれるOceanblau/Elfenbeinのツートンカラーです。車輪は3042等の同車初期の赤色ではなく、黒に塗装されています。
このモデルは、前述したように2004年の新製品として登場した際にはESU社のLok-Pilot機能同様のデコーダーを装着して登場しましたが、初めからmfxデコーダー登場迄のつなぎの役割を担っていたようです。そのため、現在ではサウンド機能のないmfxデコーダーを装着しており、警笛音はデコーダーとは別にサウンド基盤を繋げて機能させています。もちろん他のmfxデコーダー同様、アドレスDIPスイッチはなく、CU(Control Unit)やMS、そしてCSでアドレスや漸次加減速値、最高速度などの変更が可能です。そして最も大きな進歩は、前述した集電不良によるギクシャクとした走りがmfxデコーダーにより解消されています。また、LED全盛となった今となっては少し懐かしい電球タイプの前照灯/尾灯が取り付けられ、進行方向に合わせた切り替えと点灯/消灯が可能です。
6021など旧デジタルによるアドレスは、工場出荷時に11番に設定されています。(MS/CSでは個体自動認識機能により、アドレス設定は不要です)
以下に、このモデルのファンクション説明は以下の通りです。
[Central Unit / Control 80f]
function: 前照灯/尾灯のon/off
f1:未設定
f2:未設定
f3:警笛のon/off
f4:漸次加減速のoff/on
[Mobile Station / Central Station]
電球マーク:前照灯/尾灯のon/off
液晶画面ピクトグラム:
- 警笛のon/off
- 漸次加減速のoff/on