初期mfx機関車の"CV73"値不具合修正について


メルクリンから第3世代のデジタル"systems"が登場し、2年が経とうとしています。この間にスタートセットを始めとして新しいコントローラー、"Mobile Station"や双方向通信機能を始めとする数々の新機軸を持ったデコーダー"mfx"が登場し、メルクリンの真骨頂である運転する楽しさが益々拡がりつつあると同時に、そのメカニズムはデジタル化され、眼に見えない世界になっていることも事実でしょう。
さてそんな中、この第3世代デジタル初期のスターターセット29820 "Mega-Startset"に同梱されている2台のmfxデコーダー内臓機関車である"V160"形、及び"BR50"形機関車を始めとした初期生産のmfx機では、CV73の工場出荷時の設定が不適切であったようです。
これは、レールの汚れ等で一瞬でも電気が導通しない時にデコーダーがリセットされてしまい、折角のサウンドや速度が"0"状態に戻り、サウンドや速度が初めからやり直しという現象が起こる症状です。
この現象は、デコーダーの"CV73"値が工場出荷の段階で誤った設定になっていることが原因のようで、これを設定し直すことによって、解決がはかれます。

これらに該当する機関車をお持ちの方は、やみくもに設定修正を行わず、まず機関車がこの症状にあてはまるかどうかを確かめる必要があります。

この症状のあるmfxデコーダーの見分け方は簡単ですので以下をお試しください。


1.6021またはMS/CSで、ある程度のスピードまで加速させておいて「stop」ボタンで停止させます。
2.コントローラーのつまみを「0」に戻して「go」ボタンを押す。(MS/CSでは「STOP」をもう1度押して解除)


正しい設定のmfxデコーダーでは以前の速度を記憶しているので走り始め、その後ゆっくりと停止します。誤った設定の場合、解除しても止まったままです。

さて、もし以上の実験で誤った設定であることが判明した場合、"CV73"値の再設定をお薦めします。これにより不愉快な思いからの決別ができるでしょう。
その"CV73"値再設定方法ですが、残念ながらMSでは出来ません。しかし、旧デジタル機器である6021(Control Unit)やUhrenbrock社のIntelibox、またESU社のLokProgrammer+Windows PCでの再設定が可能です。
ここでは、メルクリンの6021での再設定方法を御紹介いたしますので参考にしてください。


        ==========メルクリン6021によるCV値再設定方法==========

1.「stop」,「go」の同時押しでリセット
2.「80」入力
3.スピードノブをリバース状態で「go」を同時押し
4.「73」入力
5.リバース
6.「03」入力
7.リバース
8.「stop」
9.「go」


*御注意:この"CV73"値設定は他の"CV"値の時も同様に可能ですが、6021は現在設定などが表示されないため、自分で把握してながらの操作が必要となります。
そのため自分で現在どこを操作しているのか理解出来る様チェックを入れる等、不測の事態に備えて準備の上で操作を行うことをお薦めします。

この情報は、名古屋メルぽっぽクラブ掲示板における300Bさんの書き込みを参考にさせていただきました。

この記述については、個人的に作成、公開しているものですので、製造者、輸入商社、販売者などには一切関係がありません。また内容についての保証がないことも御承知おきください。

更新08.Nov.2005
公開:05.Nov.2005